昨年の夏のお楽しみでお世話になった、在宅ホスピス医のN先生、 自然なお産を支える産科医のY先生と、甲府で邂逅。昨日のことである。
両先生は偶然にも、同日同時間、同じ建物の会場で、それぞれ講演会。 引き合うべき人達は必ず再びめぐり合うように、天の采配がされている。
何とかやりくりして、主催者の異なる二つの講演会をはしごする。
尊厳死協会に呼ばれたN先生は、「今隣の部屋で、産声をあげる時の先生が、講演をしていらっしゃいます。」と話し、またY先生も「今日、息を引き取る時の先生が隣で話をしています」と紹介がある。
どちらの先生も、「あちらの先生と私の仕事は同じ。生きることと死ぬことはコインの裏表である」と、強い結びつきをもっておられるのがわかる。
そして生と死の現場に寄り添うお二人が共有するものは「自分の生を命をかけて生ききってほしい」、という、悲願にも近い思いなのである。
2005年03月26日(土) 深夜仲間
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