気温は日々ギコギコと上がったり下がったりしながら、 それでも確実によい方へ−春へ−向う。 だからもう、私には寒さは恐れるものではない。
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昨今の、○点セットなどと揶揄される出来事やなんかから、政局を思う。
あと10年頑張ればきっとよくなるとか、子孫の時代にはよくなるとか、 そういう布石らしいものが、政治の舞台からは一切、見当たらない。
当たり前の理屈が、当たり前に壊されていく。 科学も道徳も弱弱しく、無力である。
誰かの利益とか思惑とか暴力とか、見えない小さなもやもやが降り積もって、 何かを知り「そんなことも気付かない国民は馬鹿だ」と言う人にさえ、 まだ知られていない事実が山のようにある。
こんなことを繰り返していたら、きっとそのうち私はあきらめて、 低反発まくらみたいに凹みも尖りもしなくなるのだ。
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人々が現在にも未来に希望をもてなくなった時、 それを元気づけることができるのは、同じ立場の者同士でしかない。
「チャップリンの独裁者」ラストシーンで、 「あなたがたは幸福を生み出す力を持っている。人生は美しく、自由であり、すばらしいものだ!」 と演説したのは、一介の床屋の主人であって、政治家でも軍人でも、 ましては独裁者でもないのだ。
2005年02月10日(木) out of order 2004年02月10日(火) プライベートライアン登山隊
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