もうすぐ3回目の子産みをするKちゃんは、 たまに朝会うたびに、雰囲気が変わってきている。
なんだかオーラが出てきてるねえ、と言うと、はにかみながら笑う。
Kちゃんは普段ならば、何を話しかけても、あきらめとか退屈が言葉の先ににじみ出ていて、 それは多分、生まれ育ったこの土地の地縁とか慣習に縛られているせいだろう、 と感じていた私は、この時も不自由そうなリアクションを半ば覚悟していた。 だから、Kちゃんの笑顔は、すごく意外で、そして素敵だった。
2005年02月09日(水) ゲームオーバーなのではない
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