しょぼいスキー場へ行く。
子どもを遊ばせるには、しょぼいスキー場がうてつけだ。 何より、大きなスキー場の、ちびっ子広場やなんかでは定番の、 大音響で鳴り響くデジタル音楽がないのがありがたい。
静かな雪の中、近くで、そして遠くで、 子ども達のはしゃぐ声が聞こえる。
同じ声は一つもなく、同じ言葉も二つとない。 だから、音も風景も、ゲレンデにいる子ども達が遊び育つこの時も、 連続的に変化しながら、かけがえのない一瞬のものと感じる。
子どもの遊ぶ場所では、子どもの遊び声が聞こえれば、それで充分だ。
2004年02月05日(木) 粗末にされる男と粗末にされる女
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