浅間日記

2005年11月07日(月) 見ざる、聞かざる、言う

出かけた先で、テレビを観る。
普段見ない分、猿のように飽きずに見る。



安部官房長官の会見。
普天間基地移転についての沖縄県知事の「容認できない」発言に対して、
「今後も引き続き沖縄県民の理解を得るために努力する」とのコメント。

筋違いの努力。理解の押し売り。
テレビのこちら側から安部氏に向かってつぶやく。



公に会見を開くのならば、
嫌だと言っている沖縄県民の声や、その言い分はもっともだと思う国民の意見に対して、
政府にどれほどのものが寄せられたのか、それに対してどう思うのか、
そのことを一度、報告する必要があると思う。

そうした返答を飛び越して、「理解のために努力する」というのは、
恐ろしいほど無礼な態度であり、対話のプロコトルを逸脱している。
つまり聞いていないのだ、と受け止められる。

余計なことを言えば、狡猾なアメリカの政治家ならば、
「県民の声を理解するために努力する」ぐらいのリップサービスをするかもしれない。

もっと言うと、安部氏の発言は、知事に対して「あんたの票田には私が責任もって説得するから呑んでくれ」というニュアンスすら感じる。

2004年11月07日(日) お休みの日の男親は


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