曇天。ほっとする。Aを山の家に残して、仕事にでかけなければならない。Aは長丁場の不在を知っているので、くもり空のように泣きそうになって見送る。振り切って車を出したら、曲がり角の石垣へ、大きい音をたててぶつけた。それを見てAは石垣の上でゲラゲラ笑い顔になって、まるでそれはチャプリンの映画か何かを見ているようだった。 2004年11月06日(土) 為政者ではない私達
2004年11月06日(土) 為政者ではない私達