2005年10月01日(土) |
狂気のオクトーバー・フェスタ |
Y君夫妻の家へ。地元の奇祭によばれたのである。
夏の祭りはまったく観光用で、 諸々の収穫後の祭りこそが、ローカルでは本番だ。
手づくり煙筒から吹き出る炎と、火の粉の雨を浴びる奇祭。 見物客のいる場所へも、容赦なくそれはふりかかり、 神社境内の外に及ぶ。
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何しろ、尋常ではない。 馬鹿みたいに危険で、馬鹿みたいに意味のないことを、 神事と称してやっている。やることが必要と思っている。
集落ぐるみで日常の憂さを晴らし、コミュニティを持続するには、 子どもが震えあがり、青年が驚き、大人が興奮し、年寄りが喜ぶ、 こういう度肝を抜いたイベントが必要ということなんだろうか。
秋の夜空にドカンドカンと花火や火柱があがり、 それと一緒に里の狂気が空へのぼっていく。
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