浅間日記

2005年09月12日(月) 僅差

自分が選んだ人や政党が成果をあげなかった選挙というのは、
前向きに言えば腹立たしく、後ろ向きに言えば無力感に包まれる。

誰だあっちに票を入れた奴は、という気持ち。
もう税金を払わないぞ、という気持ち。
選挙など意味がない、という気持ち。

まったく、さもしいものである。
私は確かに、国の将来を案じる気持ちよりも、
選挙結果が自分の思う通りでなかった不満の感情が、僅差で勝っている。



選挙を勝ち負けで評すると、こうなってしまう。
しかし本来それは、「選ばれたか選ばれなかったか」であり、
勝ったり負けたりする筋合いの出来事ではないのだ。
勝たせたことなどにすれば、勝者の論理で動くに決まっている。

もう少しいうと、私たちは君主を選んだわけではない。
総理大臣や議会の国民に対する義務は何ら変わったわけではない。

そういう「選挙の結果の意味」は、
選ばれた者ではなく選んだ方が自覚しなくてはいけないことだ。


2004年09月12日(日) あるベクトル


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