国家公務員の数を減らそうという計画が、この先4年を目処に立案されるそうだ。
総論的にはよい方向だと思う。 社会経済状況をみても、巨大組織を維持する時代ではない。 議員の数も当然減らしてくれるんだろうなと、ついでにそういう気持ちになる。
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ウォッチングが必要だと思うのは、どのように絞り込むかということと、 公共的なサービスを行政に代わり担うことが今後期待されている、 NPO団体やボランティア組織が、きちんと成熟し機能を果たすことができるかどうか、ということ。
NPO団体というものについて、私は未だ相当の疑わしさを拭い切れないでいる。それが何故なのかよく説明できないけれど、あえて言うならば「人は明確な存在理由がないまま集団を維持することはできない」という点で疑わしいんである。
それは利益を追求する民間企業に抱く疑わしさや警戒心とは違ったものだし、抱いては失礼な類の不信感かもしれない。 でも本当に、あらゆる集団というものに私はそう簡単に同意できないのだから仕方がない。
要するに、公共的なサービスをボランタリーにやる団体、といっても、現在のところその質はまあ玉石混淆だと思っていたほうがいい、という考えである。
2004年06月14日(月) 三菱ブランドの夏大根
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