本日も奥多摩通い。谷深い森へ。
一週間の滞在とはいえ、長野の「地方都市」から東京の「奥山」へ出勤する不思議を、ここ数日経験している。
東京にも信州に劣らない深い森がある、という斬新さは行政区分上の話。道すがら、もうここは「東京」ではないのだと確信する。聞くと、住んでいる人達にも東京都民という意識はないようだ。
地形や風土というのは、行政区分より上位に存在するものだ。そう簡単に合併も分離独立もしない。しないというより、人は風土という引力をそう簡単に変えたり逃れたりできないんである。適応できない者は出て行くしかない。
2004年05月13日(木) 資質と備えの話
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