真っ白に雪がつもる外を眺めながら、部屋の窓を拭く。来週ここを訪れてくれるSちゃんのことを考えながら、一つひとつの窓を拭く。少し前の、彼女が生まれて初めて遭遇したのかもしれない、とてもつらく孤独な時に、私はまったく気付かず力になれなかったことを、実は少し悔やんでいる。そして、来週ここへ来た時には今度は、そういう時にあまりにこにこするんじゃないよ、と説教のひとつでもくれてやろうと思っている。 2004年02月19日(木) ファンタジーと生きる その2
2004年02月19日(木) ファンタジーと生きる その2