たまに、自分の日記を読み直す。
熟読して考え直したり、稚拙な論拠や「てにをは」もなってない悪文ぶりに 自己嫌悪に陥ったりもするが、概ねは、あたたかい眼差しで読む。
恥ずかしい告白をしてしまえば、いいこと言うなあとか、 そうそうとか、感心をするのである。
大体、自分で書いているものに肯定的なのは当然で、 「この日記はいつも根本から間違っている」と憤ることはないし、 もしそう思うようならば、多分専門家のカウンセリングが必要だ。
しかし要するに、観客のいない舞台で一人ボケと突っ込みをやっているようなものだから、 ある時点でさすがにはっと気が付き、 こんなマッチポンプをやっているから自分は成熟しないのだ、と、 今度は猛烈に反省する。
2004年01月20日(火) 芥川賞と私
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