浅間日記

2004年05月30日(日) 言葉のない世界

世田谷パブリックシアター上々颱風ライブ。
毎度ながら、聴きにくる人は老若男女多様である。

ともすると子ども向けのような、コミックバンドのような
印象を与えがちであるが、
アジアンテイストのきいた、クオリティの高い音楽を維持し、
「思いは全て音楽で表現しよう」、という熱意が伝わる、
よいバンドだと思う。

ボサノバの神様とよばれるジョアンジルベルトを筆頭に、
アーティストのこういう真摯な姿勢が、私は好きだ。
ひとつの表現方法で自分は全てだという潔さ。

饒舌な世の中で、言葉を介さず何かを伝え、
また言葉を介さずそれを受け止める行為は、
とても贅沢で知的な楽しみである。


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