世田谷パブリックシアター上々颱風ライブ。 毎度ながら、聴きにくる人は老若男女多様である。
ともすると子ども向けのような、コミックバンドのような 印象を与えがちであるが、 アジアンテイストのきいた、クオリティの高い音楽を維持し、 「思いは全て音楽で表現しよう」、という熱意が伝わる、 よいバンドだと思う。
ボサノバの神様とよばれるジョアンジルベルトを筆頭に、 アーティストのこういう真摯な姿勢が、私は好きだ。 ひとつの表現方法で自分は全てだという潔さ。
饒舌な世の中で、言葉を介さず何かを伝え、 また言葉を介さずそれを受け止める行為は、 とても贅沢で知的な楽しみである。
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