2004年03月11日(木) |
come back to home |
家に帰る。 Aが駆け寄ってくる。 言いたいことが溜まりすぎて、顔が変になっている。 頑張ったねと誉めても嬉しそうではない。そりゃそうだ。 こんな時何といったら言いのだろう。 布団に入ったら、抱きついてきた。
兎にも角にも、家に帰る。脳が解放される。 Hは明日から山。国内での今シーズン最後の冬山。
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丁度思っていた長島一茂氏のことを、 お気に入りのJIRO氏の日記で書いてあるのを見つける。
野球は興味がないし、野球界はどちらかというと嫌いだ。 長島茂男氏が倒れたニュースについても、ああ大変だという程度だった。
何故関心をもったかというと、スポーツニュースで解説している長島一茂氏の顔が 本当に痛々しく、しかしながら今まで見たことも無いほど精悍だったからだ。 どうして人間は、困難や悲しみ、苦痛を受けとめて乗り越えようとする時、 ああも美しい表情をみせるのだろう。
考えてみれば、 長島茂男という人は今やっと家族の元に帰ってきたのである。 長島家において父親を支えるのは今、一茂氏彼しかいない。 野球界、野球人生において二の次にされてきた親子という絆が、 今やっと、誰に遠慮することもなく彼のアイデンティティの中で発揮できるのかもしれない。
たった一人のお父さん、早く回復されるといいなと思う。 野球界のためにではなく、人生の残された時間の中で、 親子の関係を深める時間を持つために。
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