Dynamite徒然草
Dynamite徒然草

2003年05月13日(火) 更新

今日は父の自動車免許更新に同伴しました。

父は二年前に脳内出血で倒れ左半身マヒ爺になったんですが、
だからといって免許剥奪されるわけやないんですね。
初めて知りました。

更新に行くと、
必要書類に記入したのち別室で面接&視力検査。

視力は問題なしでしたが、
左が動かないのでAT車限定ということになり、
また原付は無理なので普通車限定という条件が追加されました。

何かいろいろ注文がつくのではと思ってましたが、
免許の上ではそれだけで、
あとは普通と同じように写真をとって講習を受け、
無事更新手続きは終了。

面接をしてくれた担当の方が、
書類をくださったあとで父に言いました。

「これから何度でも更新にきてくださいよ」

何のことだろうと、一瞬私も父も疑問符でしたが、
担当の人は続けて言いました。

「今すぐ運転できなくたっていいんです。いつかまた運転できるようになろうと目標を持つために、免許を持ち続けて欲しいんです。5年後もまた更新にきてください。頑張ればきっと乗れるようになります。」


必要ないといえばそれだけの免許。
だけど「持つ」ことで希望や目標をもあわせて持つことができる。
可能性を信じるために持つ免許。

小さな一枚の免許証を、
じっと見つめていた父の横顔に、
また小さな希望を見た気がした。

そんな1日。


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書いてる人 : Dynamiteおかん