| 2002年09月05日(木) |
Grandfather's Clock |
息子が大好きなアップルポピーの英語教材ビデオ。 初級のGRADE2 NO.5の中に、この曲が入ってます。
そう、最近巷で評判の「大きな古時計」です。 平井・・・なんとかさんが歌ってるという。 でもってバカ売れ中だという。
でも日本人離れした平井さん(たぶん「けん」さんなんでしょうけど字がわかりません)には、 日本語バージョンとカップリングでオリジナルバージョンも歌って欲しかったなと、 思ったりした私でありまして。
たとえば2番の歌詞、 きれいな花嫁やってきたその日も動いてた・・・っていう訳の部分は、 オリジナルでは美しい花嫁とドアから入ってきたとき、 時計は24回鐘を鳴らしてお祝いしてたりして、 時計がいかにおじいさんを愛してたかってのが、 ストレートに伝わってくるんです。
For it struck twenty four when he enter'd at the door, With a blooming and beautiful bride....
両方比較することで、もっとこの曲を楽しめると思うんだけど。
でも、この曲の日本語訳はすごく素晴らしい。 オリジナルが90年っていってるところを100年にすることで、 音にマッチさせて雰囲気壊さずにしてるし、 「死ぬ」って言葉使わずにおじいさんが逝ってしまったニュアンスを出して、 そのあとで「今は、もう、動かない、その時計」っていう簡潔な言葉で、 ドラマチックに表現してる。
日本語って素敵だなとあらためて感じさせる、この歌の訳。
直情的な言葉を乱用しがちな普段の生活が、 ふと恥ずかしくなる。
日本語って、 難しいけど深く美しくて誇り。
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