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■ 猫。
今日は免許の更新日。 日頃の行いの成果としてゴールドだった私は、 30分にて解放された。
ただ、講習会の最後の方で見せられた交通事故の記録映像が ショックで、辛かった。 人の事故は、人のであっても事故である限り、酷なものだ。 安全講習にはこれが一番キクと分かっていても、やはり辛い。
で、ちょっと自分を甘やかそうと、スターバックスへ。 言い訳がましい? へへ。 でも寒かったこともあって、 ショックなまま一人で家に帰るのは嫌だったんよ。
スタバのふかふかソファは4つある。 いつもふさがっているんだけど、平日の10時頃だったから、 そのうちの二つを外国人のおじさんが占領しているだけで、 向いがわに陣取ることができた。
そこは、さんさんと陽射しが差し込んでいて、 紫外線が気になる人には向かない時間帯だったのさ。
で、うたた寝猫みたいな気分でソファに座って、 ノートを広げて宿題をしていた。もちろん 向かい側の席を荷物置き場にしたりはしなかったけど、 誰もこなかった。
で、、ふと見ると、 外側の窓の淵に猫がいた。
このあいだとは違って、全身ほとんど白で 耳の間にだけ、黒と茶。これも三毛というのかしらね。
その猫は、あったかい場所を探して 風当たりの少ない柱のそばで陽射しが当たる、 そして私からしか見えない場所に座りこんで 毛づくろいを始めた。
順番に舐めていくのだけど、 顎の下から脚のほうへと舐めおろすその顔が、 おかしかった。
顎の下というのが気になるのか何回も 口が裂けるんじゃないかと思うくらい大口を開けて 赤い口の中を見せながら、舐めおろしてた。
思えば、人間でも体のことをきにしたり、 服を選んで着るのも、猫の毛づくろいと同じだなあ、って思う。
動物に霊や魂ってないよねという人もいるけど、 私はそうは思わない。 私は彼らに注意を向けるとき、いつも意志だけになって 向かうのだけど、彼らの額にその意志のみなぎりを感じる。 彼らと私たちは、さほど変わらない。
2004年11月16日(火)
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