JR東日本で、新幹線料金半額キャンペーンというのがあるらしい。 流石の私も心が動いたが、1箇月以上前にネットで予約しないと駄目なのだとか。 えー、面倒臭い……ひと月も先の気分なんてわかる訳無いじゃん。 なんか体調悪いからお家で寝ていたいという日だってあるし。
政府のGoToキャンペーンにしろ、あの手この手で人を移動させて、経済を活性化させようという事なのだろうけれど、ここで武漢肺炎のおさらいをしておこう。
・飛沫どころか空気感染する ・ウイルス保持者と同じトイレを使っても感染する ・湿度や温度などの条件が揃えば、ウイルスは1週間ほど生き続ける ・持病持ちや老人は重症化し易いが、若くてもその虞がある ・子供は全身の血管に炎症を起こす虞がある ・回復しても後遺症が残る虞がある ・軽傷で済んでも、味覚・嗅覚障害は元に戻らない(ヤク中の破壊された脳味噌が元に戻らないのと同じ)
私が聞いた話はこんなところか。 中には、罹ったけど何ともないよーピンピンしてるよ!という人もいるだろうが、そんなウイルスあるもんか!とパーティーに参加した結果罹患して、「本当だった……」と言いながら死んでいったアメリカ人もいるという。 要は運次第なのだが、高を括っている人々には是非、「もし自分が罹ったら」だけではなく、「もし誰かにうつしたら」を考えて欲しい。 症状が無くてもウイルス保持者である場合がある。もう市中感染が広まって、ウイルスの足跡を追うのは不可能になっている今、自分が感染者である可能性もあるのだ。 無自覚の状態で誰かに接し、その人に感染させてさらにそこから広まったら? その先で誰かを死なせる危険性を、是非考えて行動して欲しい。
旅行や外食をしてパーッとお金を遣って経済回そうぜ!と考える人もいるようだが(そして私が知る限り、それは大抵男性。ヒーロー願望が強いのかね……)、そのビジネスモデルはもう諦めた方がいい。 愚かしい事に、日本政府はこれまで政策として日本を観光立国に!と国を挙げてやって来てしまったために、面子もあってなかなか方向転換出来ないのだろうが、その泥船にはもう見切りを付けるべきだ。 人の移動による経済活性化ではなく、別の方法を見付けた方がいい。 ……それが何かと言われても、私は専門家ではないので困るのだが。 通販部門は売り上げを伸ばしたらしいので、人の移動ではなく物の移動や通信部門に期待という事になるのだろうけれど。 これまで築き上げて来たものを守りたい気持ちはわかるが、新しいワインは新しい革袋に入れろって、イエス様も言っていた訳だし。
外国人がよく口にする「雇用を奪う」という言い方が、私は嫌いだ。奪われたら別の仕事を探せばいいじゃん。 むかーしドキュメンタリーで見た話。イギリスだったかなあ。とある新聞社が活版印刷をやめて新しい手法(コンピューター?よく覚えていない)に変える時に、仕事を奪われると言って労働者達が強硬に反対した。 新しい方が便利でミスも少なくなるから古いやり方が廃れる、それだけの事なのに、この労働者達は「自分の利益」を優先するんだ……と何だか驚いたのだった。 カムイ伝にも似たような話があった。千歯扱きが発明されて、後家さん達が仕事を失ったと。ウイキペディアを見ると、千歯扱きの異名は「後家倒し」だという。 その千歯扱きも、今は使われていない。新しい農機具に取って代わられている。 そういうものなのだ。
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