主人の今年の健康診断の結果が来た。 何と、肺に影があるので要精検との事。 本日、主人は仕事を休んで、隣町の内科に出かけて行った。
昼頃に一旦帰宅して、一緒に昼食を取った。 内科医院でレントゲンを撮り直したところ、昨年撮った写真には無かった影がやっぱり写っていたと言う。どうやらロイヒつぼ膏の剥がし忘れではなく、本当に影らしい。 なので、午後から隣町の総合病院で、今度はCTを撮るそうだ。 「肺癌じゃないといいけど。乳癌だったらどうする? レアとは言え男性でもなるんでしょ、乳癌」 「乳癌……職場に言い難いなぁ。奥さん乳癌ですか大変ですねって言われて、いや僕がです……って、なんか嫌だな。 シオンが前立腺癌になるのと同じぐらい嫌かも」 「前立腺無いから!」 馬鹿馬鹿しい話でゲラゲラ笑ってから、主人はまた隣町に出かけて行った。 結果が判ったらすぐメールで報せてくれるかなと思ったら、部屋の隅っこで主人の携帯が充電器に繋がれたままであった。 携帯電話なのに、何故携帯しない……しかもこういう時に限って。
夕方になって主人が帰って来た。 結果は、問題無し。 血管か何かが影になって写っていたらしい。 他の内臓に嚢胞があるとか結石があるとかも判ったらしいが、今のところ命に係わるとか手術が必要とかいう事は無いらしい。 取り敢えず、ホッとした。 無職なのに未亡人になったらどうしようと思ったよ。 主人がいない人生なんてかなりつまらないので、是非とも頑張って私より長生きして貰わないと。
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