なんでそんな30年近く昔の事を思い出したかというと、今週に入ってイギリスがスペインからの帰国者に対して2週間の隔離措置を取ると発表したというニュースを聞いたから。 急な発表だったので、既にスペイン入りしたイギリス人観光客は「来なきゃ良かった」、スペインでのバカンスを計画していたイギリス人は旅行をキャンセル、観光立国スペインにとっては大打撃である。 日本国内でも、今年5月の大手旅行会社の国内旅行の取扱額が前年同月比99%減、取扱人数も99%減だったとか。 そりゃ二階幹事長に泣き付きたくもなるだろうが、それって国が音頭取ってまでキャンペーン張るべきものなのか……? しかも東京はキャンペーンから除外するから税金で補填って、どう考えてもおかしいだろ。 大体観光業だけ特別扱いする理由があるのか。(あるとしたら東京五輪を目の前にした政治的理由なのだろうけれど) 観光業ばっかり特別扱いでズルいズルい、俺達にも金寄越せ!と乞食が湧くのは目に見えている。 というか既に湧いていたな。
繰り返して言うが、恐ろしい勢いでヒト−ヒト感染する以上、
ウイルス拡散防止と経済活動、両立はあり得ない。
どうしてもって言うんなら、まずはウイルス拡散防止に力を入れて、4月5月辺りのように人の移動を禁止して(自粛ではなく禁止、罰則付きの)、ウイルスの潜伏期間の倍に当たる28日間(ソースは香港の専門家)新規感染者がゼロになってから経済活動の再開をしないと、人々の努力が元の木阿弥になってしまう。 もう日本では第一波を余裕で超える勢いの第二波に見舞われていて、春先の努力が水の泡になっている。10万円の給付も無駄だったね。 というか、この税金の遣い方ってどうなんだろう。 働いた人々がお金を貰うのならわかるが、仕事が無い人々に税金をばら撒くこの構図、歪だとしか思えない。 日本っていつから共産主義国家になったの? 日本には職業選択の自由があるのだから、仕事が無いなら違う仕事を探すしか無いのではないだろうか。
それでも観光業が大変だから夏休みは観光業を助けるためにも旅行に行くよ!という人は、是非近場でお願いしたい。 どうか県境を跨ぐ移動は勘弁してくれ。 私だって甥っ子に会いたいけれど、電話だけで我慢しているのだ。(LINEは頑なに入れない方向で)
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