天上天下唯我独尊

2020年07月29日(水) 観光立国の末路

大昔の話になるが、大学時代、卒業単位がヤバそうだったので、集中講義で「観光学」なるものを取った。
集中講義というのは通常の講義とは違って、夏休みうちの一週間ほど、4コマ×数日間でその講義をみっちり聞いて試験を受ける或いはレポートを提出して単位を貰うという、短期集中救済措置だったような気がする。
気がするというのは、大昔過ぎて詳細を覚えていないからである。
取ったものの糞つまらなくて脱落した講義もあったが、観光学は一応最後まで受講した。
そして最後の課題。
観光立国として日本がやって行くにはどうしたらいいか展望を書け、というものだったので、私は正直に書いた。
「観光業なんて他人の財布を当てにした賤業を国の主産業にしてはならない。あんなのは資源も産業も無い三流国家がやる事であって、日本はその高い技術力を生かして真面目にものづくりをするべきである」
というような事を滔々と述べて提出した。
で、単位は貰えなかったって言うね!
だったら最初から取るんじゃなかったよクソが。私の夏休みを返せ!!

30年近く経つが、私の考えは変わっていない。
我ながら、全然ぶれいなーと思う。成長が無いとも言うのか?
でも、観光立国なんて碌でもないという事が今回の武漢肺炎で判明したので、やはり私は正しかったと思う。


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