舛添都知事の記者会見を見たが、知事は壊れた蓄音機のように「第三者の厳しい公正な目で」しか繰り返さないし、人数が多いだけの記者達の追及は甘いしで、途中で飽きて寝てしまった。 会見の中で舛添は、自分のポケットマネーから調査費用を出して「第三者委員会」を立ち上げると言っていた。勿論人物の選定も舛添がやる訳だ。 舛添に雇われた「第三者委員会」が、果たして「厳しい公正な目で」舛添の支出を精査出来るのだろうか。そもそも、それって既に第三者じゃないし。 「厳しい公正な目で」見てくれる弁護士を探すと舛添は言うが、全く信用出来ない。 そこが一番の疑問なのに、居並ぶ記者の誰もそこを厳しく追及してくれなかった。 私のような素人でさえわかる問題なのに、経験豊富でそれで食っている筈のプロの記者達が、何故突っ込まないのか。 夜のニュースでは「会見は紛糾しました」などと形容していたが、ちっとも紛糾してなかった。少なくとも私が見ていた限りは。 ゴッチの記者会見みたいな「隙あらば引っかけてやろう」という気概が全く見られないんだもの。何の茶番よ。 もしかしたらこいつら、舛添に雇われているの?と勘繰ってしまうほどの温さであった。
総理大臣も国民が直接選挙で選べるようにしようという人がいるが、直接選挙で選ばれた都知事なのに、この有様である。 直接間接は問題ではない。首脳を選ぶ有権者の程度の低さが問題なのだ。 著名人だから、イメージに騙されて、よく考えもせずに投票する有権者が悪い。 前にも言ったが、民主主義は主権者である民衆が正しくなければ、結局機能しないのだ。 舛添は都知事職を退くつもりは全く無いようなので、引きずり降ろすしかない。 都民はさっさとこの卑しい男を何とかしろよ。そしてもっと賢くなれ。
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