天上天下唯我独尊

2014年07月28日(月) あちら側の子供

昨日は出かけていたので、私が佐世保の事件を知ったのは夜になってからだった。
ネットで詳細を読みたかったが、へとへとに草臥れていたのでさっさと寝て、本日も午前中は寝て過ごしたかったのだが、ワイドショーを見るために頑張って起きていた次第である。
しかしコメンテーターの頓珍漢共は、本当に頓珍漢な事しか言わないのな。
お決まりの、心の闇がーとか、命の大切さがーとか、馬鹿じゃねえの。
動機は恨みじゃないよ。
興味があって、やってみたくて、チャンスが舞い込んだ、ただそれだけ。
被害者の女の子じゃなくても、誰でも良かったのだろう。
神戸の酒鬼薔薇聖斗が被害少年を選んだのと同じ、扱い易くて警戒心が無くて殺し易かったから、それだけの事である。

人を殺してみたかったと、犯人の少女は言ったという。
素直である。これは本当の事だろう。
この子もきっと、猟奇殺人事件に興味があるのではないだろうか。
気持ちはわかる。
私も一歩間違えば、この子と同じ事をしていたかも知れない。
と主人に語ったら、ドンビキされた。当たり前か(苦笑)。

でも私はやらなかった。
私の場合の歯止めは、少なくとも「命の大切さ」ではなかったので、どんな内容なのかは知らないが、長崎県が力を入れているという「命の大切さ」に関する教育というのは、こういう子供に対してはあまり意味が無い。
特に今回の加害少女のような勉強の出来る子は、取り繕うのも上手い。適当に優等生的な感想を書けば、大人が喜んで、見逃してくれる事を知っているのだ。
私は馬鹿正直な子供だったので、そのような芸当は出来なかったし今でも出来ない訳だが。(それは大人としてどうなの)
大人になった今では、他人の痛みと言うものが多少なりとも理解出来るようになって、人を殺して解剖してみたいなどとは思わなくなった。
そもそもが面倒臭がりなので、死体の始末や匂いを考えたら、解体などと言う重労働なんて、興味本位で出来る事ではない。

母親が死んですぐに父親が若い女性と再婚した、家庭環境のせいでは?という問いに対して、きっぱり否定していた臨床心理士の話が、私が聞いた中では一番まともなコメントであった。
曰く、世の中にはもっと劣悪な環境で育てられた人が大勢いるが、複雑な家庭の子供全てが犯罪に走る訳ではないし、そのような見方はまともに生きている彼等に対して失礼であると。
その後の、命の大切さの教育に関する意見は残念ながら的外れに思えたが、まんまと自分の家に招かれたから殺したという話は、我が意を得たりであった。
尤もスタジオは凍り付いていたが。
まあ、まともな人間には理解出来ないし、無理に理解しない方がいいと思うよ。
キチガイはキチガイなのだから。


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