DNA親子鑑定で揉めている、大沢樹生と喜多嶋舞の元夫婦の話を見て、主人がボソボソと言った。 「遺伝子上は自分の子じゃなくてもいいじゃん。ずっと我が子として可愛がって来たんだから」 男はロマンチストで女はリアリストと言われるのが、わかった気がした。 これじゃあ、親子鑑定を義務付けないと、騙される男が後を絶たないだろう。 勿論、私は主人に反論する。 「はぁ? 何を寝惚けた事を言ってんの。後妻にしてみれば、自分と自分が産んだ子供の相続にも関わって来るんだから、そこはきっちりして貰わないと。 それに、十何年も夫を騙し続けてズタズタに傷付けた前妻には、きっちり代償を払わせないとね!」 と言ってしまってからハッとした。
これって、先日観た「クリミナル・マインド」のサイコパスの台詞……。
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