天上天下唯我独尊

2013年12月15日(日) キリエ・エレイソン

デブ繋がりで。

バスに乗っていた時の出来事。
大きな交差点でバスが停まったので、ぼんやりと道行く人を眺めていたら、とある女性に目が釘付けになってしまった。
デブ。
最早ぽっちゃりどころではない、所謂アメリカタイプのデブ。
しかもミニスカート着用。
服装はそれなりにお洒落を目指している気がしないでもないが、スカートの裾は地面と平行ではないし(デザイン的アシンメトリーではなく、単にいい加減にぐちゃぐちゃに穿いているだけと思われ)、顔はスッピン。
存在自体が景観を損ねるレベルである。
うわあ……と目を逸らせないでいると、後ろの座席の2人連れの爺様の声が聞こえた。
「可哀相になあ。女の子なのにあんなに太っちゃって」
それがちっとも上から目線ではなく、心底憐憫の情を禁じ得ないという風に言っていたので、私は笑いを堪えるのに必死だった。

世の中のデブよ、お前等、
可哀相って思われてんだぞ!


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