天上天下唯我独尊

2012年04月06日(金) 女の自己評価

今週の初め、何の気なしにBSにチャンネルを合わせてみたら、「東京ラブストーリー」の第1回を放送していた。
丁度、有森成美が江口洋介に
「○×君(名前忘れた)にアタシは相応しくない!」
とか何とか言って走り去るシーンをやっていた。
織田裕二演じるカンチは、こんな台詞を聞いていながらも、この女とくっついて嬉しいのかね……。
私ってば思わずTVの前で、うわああこの女うぜええええ~と口走ってしまった。
「アタシはナントカ君に相応しくないって何なの? どんだけ自己評価低いの、この女。馬鹿じゃないの?」
たかがTVドラマ相手に、私の毒は更に続く。
「あり得ないよね。私だったら絶対言わない台詞だわ。だって私に相応しい男なんて滅多にいないもん
と言ったところで、主人が目を剥いて振り返った。
「何よその目は。今、シオンは自己評価高過ぎ!って思ったでしょアナタ」
「う、うん。凄いねシオン。シオンも読心術が遣えるようになったか」
「大丈夫、怒らないから。貴方はね、そんな私に選ばれたんだから、もっと誇りを持っていいのよ。さあ胸を張って!」
折角私が元気付けたのに、何故か複雑な表情の主人であった。


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春 紫苑 [MAIL]

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