天上天下唯我独尊

2012年01月03日(火) クラシック祭り終盤

つぼ膏のお蔭で私は元気になったけれど、代わりに主人が不調。
なので大型電気店へ行った。目当ては38.8万円のマッサージ椅子。
主人が他の売り場をうろつこうとしたので、目的はそれじゃない!とマッサージ椅子コーナーに強制連行。
目当ての椅子には既に先客がいたので、主人が後ろの足揉み機で待機&暇潰しをしている間に、私は他の売り場へ。
冷蔵庫は買ったし、次に壊れるとしたら洗濯機かなあとうろうろ見ていたら、何故か主人が付いて来た。
「あの足揉み機、駄目だった。脹脛に届かないんだもん」
と暢気に感想を言う主人を連れて、マッサージ椅子コーナーに取って返したら、先を越されているし!
馬鹿じゃないの!虎視眈々と狙っていなきゃ駄目でしょ!と主人を叱るも、暖簾に腕押し糠に釘。もー本当に馬鹿。
一足違いでどこかのジジイが孫らしきちびっ子を大型マッサージ椅子の上に載せていたので、邪魔だどけオーラを出していたら、係員のおばちゃんが気付いて「小さい子は危ないから駄目ね」と排除してくれた。
つか餓鬼だけ置いていなくなるんじゃねえよジジイ。
どう見たって対象外だろうよ、この年齢じゃ。サイズ合ってないし。
ジジイが目を放した隙に孫が悲しい椅子の事故にでも遭えば、放牧ジジイざまあ見ろなのだが、そうすると係員のおばちゃんの責任が問われて気の毒だからなあ。
そんな悪魔的な私の思考など知る由も無く、深々とマッサージ椅子に沈み込む主人。
ジャガー横田似のおばちゃんが、色々と操作してくれて、昨日お買い上げのお客様も値引き交渉したらかなり下がったみたいですよ、と耳打ちして来た。
値引き交渉か……主人も私も苦手なんだよなあ、そういう関西人みたいな品の無い真似は。(正月早々関西人に喧嘩を売るつもりは無いが、むかーしの「白い巨塔」にそういう関西人の描写があったのだ。関西ではそれが文化なのだろうが、人の足許を見るえげつない行為だと、私は思った)
肩凝りの度に電気店に通う訳には行かないし、古いマッサージ器具を処分してしまった今、貴方にとっては必要な物なのだから買ってもいいよと言ったのに、主人はもう少し考えてみると、今回購入には踏み切らなかった。
曰く、もう少し待ったらもっといい物が出るのではないかと……じゃあ永遠に待ってろ。

今月中に再び大地震が来るのではないかと地震学者が言っているらしいので、スーパーに寄って、水と蝋燭と電池とサトウのご飯を買った。
避難所でもご飯は貰えたけれど、配給の赤十字米がクソ不味かったので。贅沢を言える立場では無いしそんな場合でない事は判っていたが、そんなのを抜きにしても激マズだったのだ。
夕食後は、NHK教育で「ニューイヤー・オペラコンサート」を鑑賞。
「牧神の午後」ニジンスキー版にドン引きする。てか牧神はオペラじゃないような気が。
森麻季嬢は相変わらず音程が素晴らしい。声が細いのと清く正しくない役が似合わないのが残念だが。
整形&豊胸という噂は本当なのだろうか。でも整形ならまず前歯を治すよねえ。それに声楽家は体自体が楽器なのだから、下手に手を加えたりはしないんじゃないだろうか。
そしてスカルピアの迫力凄いと思ったら、大トリが更に凄かった。
無学な私は知らなかったが、藤村実穂子さんという人で、現在最高のメゾソプラノの1人と言われ、世界的に高い評価を受けているそうな。
歌の事は(も)判らない私だが、TVの前で惹き込まれた。
同じNHKでも紅白とは違い、この番組は本当に素晴らしい歌い手をトリに持って来てくれたのだという事は理解出来た。
オペラは殆ど観た事が無いが、偶にはいいなと思った事であった。
丁度わうわうで昼間やってるのよね。観てみようかな。


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