2011年11月24日(木) |
普通の殺人者よりも軽い命 |
何かニュースでオウム関連やってるなと思ったら、遠藤誠一の死刑が確定して、一連の裁判が終結したからだったのね。
目には目を歯には歯を、人殺しには死刑を!がモットーである私でも、この死刑判決には疑問が残る。 信者は教祖麻原の命令に従っただけなのよね。 あの教団のように閉鎖された特殊な世界で、トップに異を唱える事は、下手したら自分の死を招く事になる。 構図としては、大王製紙の関連会社の役員達が、井川会長に金を差し出しておいて、問題が発覚してから 「創業者一族には逆らえなかった」 と言ったのと同じである。 しかも大王製紙の場合、彼等はせいぜいおまんまの心配程度で生命に関わる訳では無かったのにトップの命令に従い、結果会社に損失を与えたのに拘らず、今のところはお咎め無しである。随分温いと思わざるを得ない。 一方オウム信者達は、自分の命が懸かっていた。 教祖の命令を実行したとしても、これは一種の緊急避難に当たりはしないか。
オウム信者達が死刑なら、その他の殺人犯達は、どんどん死刑を言い渡されて当然なのに、相手が1人2人だからと、死刑を免れて無期判決を受けていたりする。これは腑に落ちない。 オウムの被告を死刑とするなら、普通の殺人犯達も等しく死刑にすべきだろう。
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