幼馴染が、ネット経由で意味深なメッセージを寄越した。 何かあったのか?と思って電話してみたら、彼女は 「ああ、そんなつもりじゃなかったんだけれど心配かけて御免。大した事じゃないんだけれど」 と前置きして話し出した。 ご母堂が脳卒中で倒れて入院したのだそうだ……充分「大した事」じゃないか! 前兆は無く、突然の事だったらしい。 発見が早く、すぐに病院に運ばれて手術を受けたのだが、現在麻痺が残っているそうで。 でも遠くで家庭を持っている彼女にはどうする事も出来ず、今は独身の妹が、入院している母親と家事の出来ない父親の面倒を見ているのだそうだ。
ええ〜……何だかとってもショック。 そのご母堂というのはとても美しい人で、一体おばさんは幾つなのだろう、どこの化粧品を使っているのだろう、それとも徐福の薬でも飲んでいるのだろうかと不思議に思うぐらい、昔から変わらぬ美貌を保っていたのに。(因みに幼馴染は、残念な事に父親似である) うちの親よりずっと若くて、あんなに綺麗だった人が、そんな事になっているなんて。 何か、えらいダメージを受けてしまった。
しかし両親の面倒を見に帰った妹というのが、これまた家事スキルが低いらしく、おじさんの食事が可哀相な事になっているらしい。 話を聞いたらとても気の毒になったので、お節介だと知りつつも、うちの母に電話して、それとなく何か差し入れてくれるように頼んでしまった。 年末年始に里帰りする際には、私もお土産持ってお見舞いに行って来よう。 嗚呼しょっく。
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