2011年11月11日(金) |
理系の稼ぎを食い潰す文系 |
11日午前の東京株式市場で、損失隠しが発覚したオリンパスと、前会長の巨額借り入れが問題になっている大王製紙の株が、ともに下落。 東京証券取引所が両社株を監理銘柄に指定したことで上場廃止リスクを懸念する売りが広がった。 オリンパス株の午前の終値は前日比4円安の480円。 同社株は前日まで9営業日連続で下落中で、11日の取引開始後は売りが買いを大幅に上回って売買が成立しなかった。 その後、48円安で値を付けたが、上昇に転じたかと思うと再びマイナスになるなど荒れた値動きだった。 大王製紙株は前日の小幅高から一転してストップ安となり、午前終値は100円安の433円。(共同通信)
株はやらないのでよく判らないが、オリンパスの話にしろ大王製紙の話にしろ、腹が立って仕方が無い。 どちらの会社も、物を作って売るのが本業である。 技術者達が研究に研究を重ねて製品を開発し、それを売って儲けた金を、上層部が一瞬で蒸発させてしまった、その事が腹立たしいのだ。 製品ひとつが作られるまでにどれだけの人を通して、どれだけの思いが注がれたのか、上層部の中にそこまで考えた人間はいなかったのだろう。 金しか見えていなかったのだ。
株をやっているうちの親は、投資するならちゃんとものづくりをやっている会社に投資しろと言うが、見極めるのは大変だと思った。 真面目に物だけ作っている会社ならいいが、オリンパスはマネーゲームに手を染めてしまっていた訳だし。 心配になって親に訊いたら、オリンパス株は持っていなかったらしい。 その代わり、滅多に来ない証券会社の営業が来たので、勧められるままにパナソニック株を買ったら、半分に値下がりしたとか……何やってんだか。 馬鹿だなーもう、株屋の言う事なんて信じちゃ駄目でしょ。 あの連中は他人に損させて自分が儲ける事しか考えていないんだから。 株屋も株屋だ。年寄り騙して楽しいのかよ。
ところで、大王製紙の前会長には逮捕の話も出ているらしいが、これって前会長に金を渡した子会社の責任者は、同じく背任の罪に問われないの? 渡した方にも応分の責任があると思うのだけれど。 それにしても、他人事ながら腹が立つわ。 いずれのケースも、現場が出した儲けを注ぎ込んで、自分は頭が良くて偉いと思っている実権を握っている上層部が、金を増やそうとして失敗して大損こいた訳で、ギャンブルに失敗した馬鹿としか思えない。 そもそもギャンブルなんてやるのが馬鹿。勝てる保証なんて無いのに。 自分の小遣いならいいけれど、共有の財産を注ぎ込むとか。死ね。死んで詫びろ。 この2社に限った事ではなく、国の運営も同じである。 自分は偉いと勘違いしている政治家共が、国民の血税を勝手に食い潰しているのだ。 正しく政を行えないのなら、選挙に出て来んな。
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