天上天下唯我独尊

2011年07月10日(日) 情報料金のからくり

日曜日なのに仕事だった主人、1日スマホと一緒に過ごして、使い方が判ってきたようだ。
同時に不便なところも目に付いたようである。
曰く、片手で電話に出られないのが1番困ると……まあ大きいからな。
私も少し弄らせて貰ったが、1番の不満はインカメラ(こっち側のカメラ)が無い事。
これじゃ自分で自分を撮る事が出来ないじゃないのよーと不満を漏らすと、
「いや、別に自分の顔なんて撮らないし」
と主人。
「そりゃ貴方はそうでしょうが、私はこれで自分を撮りたいの! んで1番良く撮れたのを、こっそりすり替えて壁紙にするんだ〜♪ そうすれば、貴方はいつも奥さんの顔を見られるでしょ?」
と主人の前でばらしてしまったので、こっそりすり替え作戦が出来なくなってしまった。

私が携帯を買い換えた時もそうだったが、新しい玩具にはわくわくする。
スマホも同じで、確かにこんなのを持っていたら、ツイッタやら何やらやりたくなるだろうな、と思った。
主人の新しい玩具は、音声入力も出来るらしい。
やってみる?とスマホを差し出されたので、
「暴虎馮河(ぼうこひょうが。向こう見ずで無謀な行為)」
と言ってみたら、スマホの画面に表示されたのは「膀胱氷河」「暴行氷河」「膀胱豹が」……。
何じゃこりゃと大笑いした後、シオンは発音が悪いんだよと言った主人がやってみたが、同じような結果だった。私のせいじゃないじゃん!
どうやらこのソフトは、「暴虎馮河」を知らないらしい。
確かに普段使いの言葉ではないけれど、そういうのを排除して行くと、日本人はどんどん馬鹿になるよ……。

ところで調べてみたら、私の携帯も万歩計対応機種だった。
月額の利用料は僅かだが、いちいちパケット通信費がかかるのが癪に障る。
だから面白そうだと思っても、踏み切れないのだ。
そのためのパケホーダイだよ!と言われても、携帯料金は馬鹿にならない。
今まで2台で月に4〜5,000円だった料金が、私がiモードに加入した途端、8,000円にまで跳ね上がった。
塵も積もれば山となる、月々数千円の差でも10箇月で数万円になる。
パケット料金を抑えるために、余計な絵とか要らないから、全て文字だけで簡潔に情報を示してくれないものかね……と貧乏性の私は思うのだ。
でも向こうは逆で、利用者から少しでも多く金を取りたいから、あの手この手で料金が嵩むように工夫しているのだろうなあ。
どこのサイトを見ても、いちいち画面の隅っこに出て来る、絵付きの広告などもパケット料金の対象になっている。
PCからなら邪魔なだけで済むが、携帯からの利用者は、全く必要の無い情報にお金を支払っている訳だ。それも無理矢理。
携帯電話会社と各サイトが結託して、利用者に選択権を与えずに金を毟り取る、このやり方には問題があるのではないだろうか。
考えていたら何かすげームカついて来たけれど、これまで誰も疑問に思わなかったのだろうか。
それとも疑問に思った人は、だったら最初から見ないという選択をしているだけなのだろうか。


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