夜中に目が覚める。 それは暑さのせいだったり余震だったりするが、一旦覚めてしまうと、なかなか寝付けない。 頭痛は不規則な睡眠のせいかと思っていたが、一時的に血圧が高くなっているせいもあるかも知れない。 数年前まで90/60だった私も、年齢を重ねて、最高血圧が100を超えるようになって来たが、ほんの一時的にしても138て。起き抜けなのに。 頭に血が上ると、碌な事が無い。 懸案事項が一つ片付いて、私の血圧も平常運転に戻るといいのだけれど。
さて、細切れに観ていた映画をやっと観終わった。 1961年のアメリカ映画「ニュールンベルグ裁判」である。 白黒で、3時間もあるのだ。途中で何度消そうと思った事か。 それでも最後まで頑張ったのは、人類として一応観ておいた方が良いのではないかと思ったからだが、ウィキペディア情報で充分だった。 映画の最後の方で少しだけ触れられていたが、同じような裁判がフランスでもあったらしく、そちらでは無罪判決が出たそうだ。 緊急避難とか考えたら、フランスの判決の方が妥当なんじゃないのかと思う。 東京裁判にしても、結局、戦勝国の押し付けなんだろうな。 勝てば官軍、か。
文句タラタラだが、最後まで観てしまった理由の一つは、主題歌(?)。 ドイツ語の男声合唱なのだが、ヘンデルの「涙の流れるままに」に何となく似ているのだ。 (因みに「涙の流れるままに」は、昼ドラ「牡丹と薔薇」の主題歌「涙のアリア」の原曲である。私もボタバラでこの曲を知ったクチだ) 「涙のアリア」を行進曲風にして、ふんふんと鼻息荒く男声合唱にした感じの歌が、この映画の中で使われていたので、何となく気になって観てしまった。 長い映画の真ん中あたりでフル・コーラスを聴く事が出来たが、多分ヘンデルは全然関係無い、他人の空似的な曲だったようである。
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