天上天下唯我独尊

2011年05月24日(火) 危険な防犯術

本日最も衝撃的だったニュース。
何気なくチャンネルを変えたNHKのBSアジアニュースにて。
その後ネットで探してみたものの、もしかしたら台湾のサイトには載っているのかも知れないが、残念ながら私にはソースを見付ける事は出来なかったため、ソースは私の記憶だ。

台湾のとある女性が、自分の貴金属・宝飾品(ニュース内では「ゴールド・ジュエリー」と言っていた)を、盗難防止のためにピーマンと一緒にビニール袋に入れて冷凍庫に仕舞っておいたら、夫がそれを生ごみと間違って捨ててしまったのでさあ大変。
台湾では生ごみは養豚場に送られて豚の餌になるらしい。
養豚場スタッフは3日かけて調べているが、女性の宝飾品はまだ出て来ていないという。

台湾では生ごみは養豚場行きというのは、初めて知った。
エコといえばエコなのかも知れないが、事前に分別とかしないのか。
もしかしてビニールもそのまんま豚に食わせるのか、と想像して、気持ち悪くなった。
しかし3日探しても見付からないと言う事は、既に豚の腹の中なのか、糞の中なのか、或いはスタッフの誰かがこっそり……と考えてしまった。
以前、日本の防犯特集番組でも、泥棒に入られたとしても見付からないために、小さいビニール袋に入れた貴金属をお茶缶のお茶っ葉の中に隠しておくという技が紹介されていてた。
本人も隠し場所や、下手をしたら隠した事自体忘れてしまいそうな危険な技だな……と当時も思ったが、こんな危険までが潜んでいたとは。
敵を欺くにはまず味方からとは言うが、夫、欺かれ過ぎ。
間違って捨てないでね、と妻が言う前に捨てられてしまったのか。まめな夫である。
日本では男子厨房に入るべからずと言うが、中国の男性は結構日常的に料理をするらしいから、台湾の男性もそうなのだろう。
この女性は旅行に出掛ける予定だったそうで、出発前にこの方法を実践したようだが、旅行はどうなったのだろう。
養豚場で気が狂ったようにスタッフに喚いていた彼女を見たら、やはり旅行どころではないようだった。

せめて、生ごみと間違われる食品ではなく、お茶缶の中だったら捨てられる事も無かったのに……と思っていたら、それは私だけではなかったようで、NHKのアジアニュースを紹介する役の日本人女性が、
「貴重品は、ピーマンと一緒にしておかない方がいいと思いますよ」
とにっこり笑ってニュースコーナーを閉めていた。


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春 紫苑 [MAIL]

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