急に、ショパンの幻想曲を聴きたくなった。
出だしの部分が「雪の降る町を」に似ているこの曲を、youtubeや手持ちのCDを再生して聴いてみたが、やっぱりいいなあと思った。 そのうち、聴いているだけでは飽き足らなくなった。 弾けもしないのに何故か持っている楽譜を引っ張り出して、数年振りに電子ピアノの蓋を開けたが、譜読みだけで疲れてしまい、なかなか先に進まない。 1日やそこらで弾ける曲ではないのだが、イラチな私にはそれではつまらない。 なので、昔やった曲を弾いてみる事にした。 案外指は位置を覚えているもので、吃驚した。 勿論すんなり弾ける訳ではないが、最初はゆっくり、そして徐々にテンポを上げて行った。 当初の目的とは違う方向に行ってしまったが、指の運動のために、ハノンやツェルニーも加えて、毎日練習してみた。 そして3日後。
腕がだるいよう……。
日常の家事にまで支障を来たしそうになったので、ピアノの蓋はまた閉まったままになった。 昔はこれぐらいで腕がだるいとか痛いなんて事は全く無かったのに。 歳を取るってこういう事なのか。
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