天上天下唯我独尊

2011年04月03日(日)

そもそも服も小物も、黒いのは持っていないのだ。
黒は似合わないって診断されたんだもん。
似合わないのだから、黒い布も買わない。
私が持っているのだと、地味な色は、精々茶色かチャコール・グレーだ。

まずは靴だ。
花粉症の主人はお留守番で残して、単身大型スーパーへ。
靴売り場は2階だったっけ……と中に入ると、

まさかの2階封鎖中。

先月の大地震でぶっ壊れたっぽい。
どーすんべと思ったら、1階に急遽特設コーナーがちんまりと設けられ、靴はフォーマルスーツと一緒に並べられていた。
そうか、新入学の季節だもんな、フォーマルが無いと皆困るのか。
自分のサイズの靴を、片っ端から試し履きして、これならいいかなと妥協出来る物を選んだ。
一寸痛いが、肉刺が出来るほどではない。長時間歩き続ける訳ではないし、大丈夫だろう。
お値段はそんなに痛くないし、遠くの店まで買いに行っている余裕は無い。
よし靴は決まり。

同じ売り場に黒コートもあったのだが、こちらは如何にも安っぽ過ぎて、到底買う気になれなかった。
なので寂れた商店街に行ってみた。
色違いがあったら欲しいな、というコートはあったが、生憎黒が無かった。
おばさま御用達な雰囲気のお店にも行ってみたが、どうにも好みではなくてやめた。
結局コートは見付からず、途中の文房具店で香典袋と筆ペンを買った。
コートはいいや。
日中暖かければ、無くても大丈夫だろう。

あとは、袱紗か。
紫の布って、ニットしか持ってないや……既製品を当日に買うしかないか。
仏壇の無い家で育って、親はマナーを教えてくれなかったもんだから、私はこの歳になっても、冠婚葬祭にとんと自信が無い。
インターネットがあって本当に助かるわ。


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