天上天下唯我独尊

2010年05月04日(火) 豪邸訪問

実家に行った時に買ったお菓子を持って、仲人さんちに行って来た。
お歳暮とお中元だけは欠かさず贈っていたが、お会いするのは結婚式の前後以来か。

丘の中腹に建つお宅は、結構立派なお家だと記憶していたが、何しろ前回訪れたのは何年も前の真冬。
寒くて吹雪いていて、雪と同じ塀の色しか覚えていない。
そこからほんの目と鼻の先にお引越しなさったとの事で、訪ねて行ったら確かに目と鼻の先だった。
何故こんな近所に新しく家を?と思ったら、土地は気に入っているのに以前のお家は日当たりが悪くて寒かったから、日当たりの良い方に家を建てたのだとか。
そんなにあっさり土地も買えるなんてすげーと思ったら、話の内容から察するに、元々この辺りの地主のようである。
主人と同業の筈の元上司なのになんでお金持ち?と疑問だったが、そういう訳だったのかー。
しかもお屋敷、以前よりグレードアップしているし。
何この豪邸……一応余所行きっぽい格好では来たが、お着物の方が良かったかしら?と思ってしまうぐらいの豪邸。
ほえー、欄間すげー襖の絵もすげーと、目を見張ってしまった。
障子の開け放たれた縁側からは、1枚の絵画のように街が一望出来る。
その絵の中に、ちょこちょこと小さな子供が……お孫さんであった。息子さん夫婦が丁度遊びに来ていたらしい。
主人は以前から顔馴染みだというので、話が弾んでいた。
私は一生懸命鼻糞をほじくっていた下のお孫さんが気になったのだが、アラアラとお祖母ちゃん(奥様)に咎められて、照れたように顔を隠す仕草が可愛くて面白かった(笑)。
何故かお土産に奥様お手製のお菓子ほか色々と頂いてしまい、豪邸を後にしたのだった。
主人は私の実家と比べて、自分の実家なんて竪穴式だと自虐ネタを言うが、あの豪邸を見たら本当にそう思えるから凄い。
まめに掃除や手入れをしないといけないから大変だろうなあ。
それを考えると、幾ら素敵でも、私にはあんな豪邸には住めないわ(笑)。
お手伝いさんでも雇えれば別なのだろうけれど。
でも、お家いいねえ……まだまだ先の話ではありますが。


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