天上天下唯我独尊

2009年10月05日(月) 座敷童子

座敷童子で有名な、岩手県の旅館が火事になったそうだ。
あの辺りには主人の親戚が住んでおり、旅館の敷地内に入った事は無いが、私も通りがかった事がある。
あれが座敷童子で有名になった旅館だよと言われ、嗚呼そう言えばTVで内部を公開していたのを見た覚えがある、という会話をしたのを思い出した。
今回の火災で死者は無く、たいした怪我人も出なかった事について、座敷童子のお陰ではというコメントをTVで見て、思わず
「いやいやいや、それは無いから」
と主人が突っ込んでいた。
座敷童子は、もう何十年も前に出て行っちゃったらしい。
緑風荘に勤めていた人が、その様子を目撃しているのだとか。
それなのに未だに座敷童子で売ってるんだぜ、幾ら普通の人間の目に見えない存在だからって、それはどうなのよ?と、何故か憤慨した様子の主人。
どうやら、別館(新館)が建てられた頃の話らしい。
それでも繁盛し続けていたのは凄いと思うが、普通に考えれば、童子が出て行っちゃったから火事に見舞われたと考えるのが相当だろう。
流石に、童子を騙って商売を続けたから罰が当たったのだとまでは言わないが、純粋に、古い建物が焼失するのは残念である。

ところで、座敷童子って、どんな所に生息するのだろう。
ウィキペディアで調べてみると、座敷や蔵に住み着くらしいが、学校はどうなのだろう。
友人が、勤務先の小学校で、赤い着物を着た低学年ぐらいの女の子を見たと言うのだ。
今時、着物を着た児童なんていない。この世のものではない、子供の姿をした何かだろう。
座敷童子だったら単純に凄いが、単にあの世に行けない子供の霊だったら……と思うと、一寸背筋が寒くなる。
友人によると、悪い感じはしなかったらしいので大丈夫だろうが、同じ赤い着物の子供でも、座敷童子と幽霊とでは、やはり受ける印象が大分違うものである。
で、もし座敷童子だったら、学校は繁栄するのかな……そこは廃校寸前のど田舎だって聞いたけれど(笑)。


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