2009年10月04日(日) |
死んだら皆「惜しい人」 |
一緒に買い物から帰って、早速TVを付けた主人が、 「中川昭一死んだって!」 と驚いていた。 中川?誰だっけ?と訊くと、自民党の前議員だとか。 自民党の中川と言われても、何人かいた筈……さてどれだ?と考えていると、 「ほら、あの酔っ払い」 あーあ! Gなんぼかの会見で、寝そうになっていた人ね。 あれは本当に、見ていて可哀相になった。まるで拷問(笑)。 上下の瞼が仲良しなんだもん、会見なんてもういいから、早く寝かせてやれよと思った。 国際会議の会見という、国内だけの問題ではなく、日本という国に関わる場での事なのだから、誰か周囲の人が、体調不良などを理由に会見の場に出さないという選択は出来なかったのだろうか。 勿論その「周囲」が、彼の失脚を狙っての敢えての会見だったら、それはそれで成功した事になる訳だが、日本としては恥かしい話である。 それはそうとして、元からお酒に纏わる騒動が絶えないくせに、何度も同じ失敗を繰り返していたのだから、困った話である。(←一応死人相手なので、とても柔らかい表現にしてみた) 自分で危険水域がわからぬ奴は、同じ酒飲みとして私は許せない。 睡眠薬を服用していたようだが、こういう人は酒も飲んでいたのだろう。 遺書が無いから明確に自殺とは言えないが、自殺行為である事に変わりは無い。 親父さんは、ホテルの一室で自殺という、ホテル側からしたら最高に迷惑な死に方を選んだが、息子は自分の持ち家で死んだのだから、自殺だとしてもその点では評価出来る。 ま、最後まで好きな酒を飲めたんだから、本人は良かったんでないの? でも、あの奥さんは怖いな……落選して項垂れている亭主の背中に向かって「頑張れ、日本一!」はないわ〜。 伴侶なんだから、そっと寄り添って背中を摩ってやりなよ……と思ってしまった。 まあ他所の家庭の事だからね、それで上手く行っているんなら他人が口を挟む事じゃないが、気になってしまった。 もし亭主が鬱だったら、あれで一気に悪化しそう。
ぼそりと主人が呟いた。 「睡眠薬か〜。ずうっと2世議員で先生先生って言われていたのが落選して、いきなり無職になったら、そりゃ眠れなくなるよなあ。僕だって大会で予選落ちした日の夜は、一睡も出来なかったぐらいなんだから、人生懸かっていたら尚更だ」 そんなん比べるなよ(笑)。
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