天上天下唯我独尊

2009年07月10日(金) 母襲来

母が泊まりに来た。
来てもいいけれど、掃除したり布団干したり準備が面倒だから宿を取ってよと言ったのに、うちに泊まると言う。
その話を主人にしたら、何故か私が怒られた。
曰く、親なんだから泊めるのが当たり前、泊めない私が人でなしみたいな言われようだった。
ここで私の親を泊めちゃうと、今後主人の親も泊めなきゃいけない流れになりそうだから何としても阻止したかったのに、いきなり四面楚歌である。

布団は乾燥機にかけたものの、掃除は中途半端なまま習い事に出掛け、その後は迎えの時間ぎりぎりまでお稽古仲間とお茶を飲んでいたほどやる気ゼロ。
私より主人の方が、板の間に布団じゃ背中が痛いだろうからお義母さんには和室を使って貰おうよとか、当日乾燥機かけたら暑いから前の日にやっておくんだよとか、色々と気遣ってくれた。
当日も私の手際が悪く(やる気の無さもあるが)、夕食は殆ど彼が作ってくれたし、母も終始、
「本当に優しくっていい旦那様ねえ」
と大絶賛。
「でしょう? 貴方って本当に気が利く子ねえ」
と私が主人の頭を撫でると、
「シオンは本当に気が利かない子ねえ」
主人が私の頭を撫で返して来た……母、大受け。
その通りなんだけれど、何だかムカつくわあ。

翌朝母は、宿代を置いて帰って行った。
宿代あるんだから、ちゃんとホテル取ればいいのに……と主人にぼやくと、
「それが親心ってもんでしょ」
だって。
そりゃ判るけどさ……準備が面倒なんだもん。


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