天上天下唯我独尊

2007年05月16日(水) 掲示板

私が細々とウェブ日記を書いていると言う事を、主人は知っている。
興味も無いようだし、見せてと言われた事も無いので、彼にはURLどころか内容も教えていない。
いちいち検閲が入らない方が、私も気楽に思う存分書けるし。
見せたら怒られそうな事も、沢山書いてあるしな(笑)。

ある日、彼にこう訊かれた。
「シオンは、掲示板は付けていないの?」
「付けないよ〜。お返事付けるのが面倒臭いもん☆」
「そうだな、シオンは面倒臭がりだからな……」
そう言えば、彼はその昔、自分のサイトを持っていたのだった。
結婚してからすぐに、趣味より奥さんの方が大事だからと言って閉じてしまったっけ。
私は別に続けてもいいよと言ったのだけれど、PCに向かっているより、シオンと話している方が楽しいと言ってくれた。
それが今では、鬱陶しがられているような気がするが。
「貴方は掲示板を持っていたよね。管理が大変じゃなかった? どう返事していいのか困るような書き込みとかさ」
「ああ、そういうのあるある。適当にコメント付けたけれどね」
「それよ。私はその適当というのが苦手なの。宣伝コメントの削除とか、管理も大変だし、だから掲示板は付けないのよ。掲示板って、メールよりも塀と言うか、ハードルが低いでしょ? こう言っては悪いけれど、しょうもない書き込みの返事に費やす労力と時間があったら、私は自分の好きな文章を綴る方にそれを注ぎたいなあ。メールを貰う分には一向に構わないのよ。それだけ私に何か言いたい事があるという事なのだから、それは嬉しいし、ちゃんとお返事するもん。尤も偶にしか来ないけれどさ。それに掲示板って、どうしても管理人と同じ考えの人ばっかり集まっちゃうじゃない。類は友を呼んで、排他的になる、それが好きじゃないのよ」
と私が言うと、彼はプッと笑った。
「何よ」
「いや、だってシオンは、『私と違う考えの人間は許さなくてよキィ!』な人間なのに、そんな事を言うなんて」
なんかムカついた。


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