天上天下唯我独尊

2007年05月15日(火) 赤毛のアン

BS2では午前中に、昔懐かしのアニメを放送している。

「赤毛のアン」を見ながら、昔の「世界名作劇場」は良かったなあとしみじみ思う。
「世界名作劇場」はとっくに終わってしまったが、同じ「名作劇場」でも、新しい物は脚色が酷くて駄目だ。
「あしながおじさん」とか最悪。
原作は高校生ぐらいの女の子が主人公なのに、アニメでは中学生という設定にしていた。
子供向けのアニメという事で、視聴者の年齢に近付けたのだろうが、無理矢理である。
それはさておき、「赤毛のアン」はいい。
最初の頃のアンは無駄にテンションが高くて、自分の子供時代の恥ずかしい思い出がオーバーラップするため直視出来ないのだが、マリラの台詞が良いのだ。
先生の悪口を言うアンに対して、
「あんたは先生の事をそんな風に言っちゃいけないよ」
とビシッと言う。
今の親は、こんな事言えないだろ。子供の言う事を真に受けて、一緒になって先生の悪口を言うんだろうな。
でも、昔はそうではなかった。父兄も弁えていた。
どんな先生であれ、教わる以上は「先生」なのだ。

今のアニメは、楽しけりゃいい、面白けりゃいいというだけで、中身が薄っぺらい。
物語には、教訓が無いといけないと、私は思うのだ。


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春 紫苑 [MAIL]

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