BS2では午前中に、昔懐かしのアニメを放送している。
「赤毛のアン」を見ながら、昔の「世界名作劇場」は良かったなあとしみじみ思う。 「世界名作劇場」はとっくに終わってしまったが、同じ「名作劇場」でも、新しい物は脚色が酷くて駄目だ。 「あしながおじさん」とか最悪。 原作は高校生ぐらいの女の子が主人公なのに、アニメでは中学生という設定にしていた。 子供向けのアニメという事で、視聴者の年齢に近付けたのだろうが、無理矢理である。 それはさておき、「赤毛のアン」はいい。 最初の頃のアンは無駄にテンションが高くて、自分の子供時代の恥ずかしい思い出がオーバーラップするため直視出来ないのだが、マリラの台詞が良いのだ。 先生の悪口を言うアンに対して、 「あんたは先生の事をそんな風に言っちゃいけないよ」 とビシッと言う。 今の親は、こんな事言えないだろ。子供の言う事を真に受けて、一緒になって先生の悪口を言うんだろうな。 でも、昔はそうではなかった。父兄も弁えていた。 どんな先生であれ、教わる以上は「先生」なのだ。
今のアニメは、楽しけりゃいい、面白けりゃいいというだけで、中身が薄っぺらい。 物語には、教訓が無いといけないと、私は思うのだ。
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