2006年11月19日(日) |
安藤美姫ではキム・ヨナに勝てない |
フィギュアスケート・グランプリシリーズ第4戦・仏蘭西大会・女子シングルをTVで観た。 スケートするのは苦手だが(手摺磨き専門。スキーと違って、転ぶとケツ痛いし!)、観るのは好きだ。 スピードスケートはミズスマシみたいで詰まんないけどな(笑)。
TV朝日が推す今回の目玉は、安藤美姫とキム・ヨナ(韓国)らしい。 以前も書いたが、復活後の安藤は力強い滑りがいい。 しかし、何かが足りない。 それは10点差を付けられての2位だった事にも現れているが、エキシビションを観て、よく解った。 彼女の演技は、繊細さに欠けるのだ。 彼女が好きだと言う、絢香とかいう歌手の「I believe」は比較的しっとりした曲なのだが、それにも拘らず彼女の振り付けは一本調子に力強いのだ……それは違うだろ。 そこへ行くとキム・ヨナは、身体がまだ軽い事もあって重量感を感じさせない上に、繊細さも持ち合わせている。 このままでは、安藤は勝てない。 力いっぱい表現するだけが表現ではないのだ。
ところで、中国大会で見かけた背負い籠の子供達には大笑いだったが、仏蘭西大会では見なかった。 フィギュアの大会では、選手が滑った後に、観客が花や縫い包みを投げ込む。 それを拾う係りの子供達がいるが、中国大会ではその子供達が、背中に籠を背負っていたのだ。 あれは中国限定なのだろうか。 拾ったそばからポイポイと背中に投げ込めば手が空き、作業も楽だし、万一転んでも安心だ。 あんな素晴らしいシステム、中国大会だけに留めておくのは勿体無い。 スケート連盟では是非、全世界的に採用すべきである。
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