今週は私にとって、大仙祭りだった。 勿論、秋田県の子殺し事件の事である。 「犯人の進藤美香は『チャーリーとチョコレート工場』のウンパルンパそっくり」 という書き込みを見付けて、この映画は1年前に飛行機の中で観たものの、ウンパルンパの顔までは覚えていなかったので、検索してみた。 確かに似ていて、思わず笑っちゃった。
でも、笑えない事も……。 ワイドショーは、犯人の過去まで洗い出す。 高校の卒業アルバムからと思われる彼女の写真、これが、私の友人にそっくりなのだ。 髪型といい、顔の輪郭といい、よく似ている。 うわー友人にメールしたい!と思いつつ、殺人犯に似ているなんて言ったら悪いかしら……と流石の私も躊躇してしまい、未だにメールを出せないでいる。 因みにこの友人、和歌山カレー事件の時、実の母親に 「この林眞須美って、アンタに似ているねえ」 と言われたそうで、甚く憤慨していた。 「自分が産んだ子供に対して、それって酷くない!?」 そりゃ酷いね……でも言われてみると、確かに似ていなくも無い。 殺人犯に似ていると言われ慣れているにしても、こちらから大仙の件に触れるのは如何なものかと思うので、彼女からのメールを待っているところである。 事件が風化する前にメールしてくれ〜電話でもいいからっ。
鈴香といい美香といい、子殺しは秋田にばかり集中しているような気がするが、秋田と言えば自殺率全国1位を誇る県である。 何故か。 秋田をはじめとする東北には、陽が差さない。特に冬場の日照時間は少ない。 盆地なんかだと、午後の4時には暗くなって来るので、日が暮れるの早っ!と驚いたほどだ。 「同じ日本に住んで、同じ税金を払っているのに、東北は不公平だよな〜」 と言った人もいた。 鬱とお日様には関連性があるらしい。そういう論文も出ている。 だから、自殺したい人はなるべく陽の光に当たるといい。電灯じゃ駄目である。 寒いとなかなか外に出たくないものだが、東北人もお天道様と顔を合わせよう。
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