天上天下唯我独尊

2006年11月17日(金) 呪われた地

今週は私にとって、大仙祭りだった。
勿論、秋田県の子殺し事件の事である。
「犯人の進藤美香は『チャーリーとチョコレート工場』のウンパルンパそっくり」
という書き込みを見付けて、この映画は1年前に飛行機の中で観たものの、ウンパルンパの顔までは覚えていなかったので、検索してみた。
確かに似ていて、思わず笑っちゃった。

でも、笑えない事も……。
ワイドショーは、犯人の過去まで洗い出す。
高校の卒業アルバムからと思われる彼女の写真、これが、私の友人にそっくりなのだ。
髪型といい、顔の輪郭といい、よく似ている。
うわー友人にメールしたい!と思いつつ、殺人犯に似ているなんて言ったら悪いかしら……と流石の私も躊躇してしまい、未だにメールを出せないでいる。
因みにこの友人、和歌山カレー事件の時、実の母親に
「この林眞須美って、アンタに似ているねえ」
と言われたそうで、甚く憤慨していた。
「自分が産んだ子供に対して、それって酷くない!?」
そりゃ酷いね……でも言われてみると、確かに似ていなくも無い。
殺人犯に似ていると言われ慣れているにしても、こちらから大仙の件に触れるのは如何なものかと思うので、彼女からのメールを待っているところである。
事件が風化する前にメールしてくれ〜電話でもいいからっ。

鈴香といい美香といい、子殺しは秋田にばかり集中しているような気がするが、秋田と言えば自殺率全国1位を誇る県である。
何故か。
秋田をはじめとする東北には、陽が差さない。特に冬場の日照時間は少ない。
盆地なんかだと、午後の4時には暗くなって来るので、日が暮れるの早っ!と驚いたほどだ。
「同じ日本に住んで、同じ税金を払っているのに、東北は不公平だよな〜」
と言った人もいた。
鬱とお日様には関連性があるらしい。そういう論文も出ている。
だから、自殺したい人はなるべく陽の光に当たるといい。電灯じゃ駄目である。
寒いとなかなか外に出たくないものだが、東北人もお天道様と顔を合わせよう。


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