楽器を演奏している振りというのは、演奏経験の有無によって結構差が出るものだと、ドラマを観ていて思った。 「のだめカンタービレ」で、主人公のだめ役を演じる上野樹里は、小学校6年生までピアノを習っていたという。 勿論今回のドラマ撮影にあたっても、ピアノの練習をしたらしいが、仮令「振り」であっても弾いているように見えるから、やはりその経験はちゃんと役に立っているのだろう。 それに対して、相手役とバイオリンの男の子は……うーん、もう一寸何とかならなかったのかなあという気がする。 それともう1つ、何とかならなかったのかと思うのが、竹中直人……あれで独逸人(だったかな?)役というのは、ちと厳しい。 あの仮装で、ドラマの質が一気に学芸会レベルまで下がって、雰囲気がぶち壊され兼ねない。 しかしあそこまで濃く演じられる外国人役者というのも、なかなか探せなかったのかも……と思うと、仕方が無いのか。
玉木宏と竹中直人の指揮も、何とかならんのか。 最初に出て来たマエストロ・ヴィエラ先生の指揮は、本物っぽくて良かったのになあと思っていたら、演じていたのは何と、チェコフィルの主席指揮者、ズデネク・マカル氏だそうで。 本物のマエストロだったとは、お見それしやした。 指揮者役に指揮者を使うとは、フジテレビ恐るべし……!
最近、髪の毛が伸びて来て、のだめに似ていると主人に言われた。 クレラップ→ちびまる子ちゃん→のだめ と、私も進化したか。 でも私、あんなにほわ〜んとしたキャラじゃないんだけれどね。 毎週ドラマに夢中になっていると、原作漫画買おうか?と主人が言い出した。 どうやら私が、読みたいって顔をしていたらしい。 余りドラマを観ない主人だがこういう音楽系の話には弱いので、多分本人も読みたいのだと思うが、楽しみがなくなっちゃうから、ドラマが終わるまで本は我慢しようよ。
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