天上天下唯我独尊

2006年11月06日(月) 中川発言の波紋

日曜日の朝、TVを付けたら、核保有議論についての意見が飛び交っていて驚いた。
中川、まだそんな事言ってたんだ……全然諦めていないのな、この人。
核保有についての議論があってもいい、などと言っている政治家が何人かいるが、議論したいという事は、最終的に核保有の方向に持って行きたいとしか思えない。
だって、核兵器を持つべきではないと本当に思っているなら、そんな議論をしようなどとは、考えも付かないだろう。

日本はアメリカの核の傘に守られていると言うが、アメリカが本気で日本を守ってくれるとは考え難い。
アメリカにとって日本は使いっ走りで、カツあげの出来る相手に過ぎない。
北朝鮮が日本を攻撃しようとしても、アメリカは事前に防いじゃくれない。
真珠湾の例を見ても明らかで、攻撃された事を格好の言い訳にして、アメリカは北朝鮮を攻撃する。日本はアメリカに利用されるだけだ。
だから日本も自力で自国を守れるように、核保有をしてもいいんじゃないかというのが中川達核議論賛成派の考えらしいが、果たしてそれで平和になるとでも思っているのだろうか。
アメリカの銃犯罪社会を見れば、そんな事はないと判りそうなものだが。
寧ろ、唯一の被爆国として、核兵器廃絶を世界に呼びかけるのが、日本の役割ではないのか。

ところで自民党の中川昭一政調会長、段々麻生さんみたいに口がひん曲がって来ている。
もうね、あれだけで「こいつ、信用出来ないな」と思ってしまう。
大体私は、この人、好きじゃないのだ。
今年の春頃だったか、日テレのズームインだったと思うが、朝の番組で、「コンピューター好きの高校生がビル・ゲイツに話しかける」という企画をやっていた。
ビル・ゲイツが参加するパーティーにその高校生が潜入、ビル・ゲイツに話しかけ、コンピューターについて話をするという計画だ。
高校生は勇気を振り絞り、ビル・ゲイツに話しかける。
ところが、思わぬ邪魔が入った。彼が話しているというのに、ある政治家が横から割り込んで、ビル・ゲイツと他の話を始めたのだ。
そればかりか、その後延々30分もビル・ゲイツを独占し、高校生は隣りでしょげ返っていたのだった。
その政治家が、中川昭一である。
話し中に割り込むのは、百歩譲ってそれに気付かなかったとしても、色々な人と話をするスタイル立食パーティーで、30分間も1人を独占するのはマナー違反だろう。
この様子を見て、私は一気にこいつを嫌いになった。

そう言えば以前知り合いが、とあるパーティーでやはり自民党の加藤紘一と一緒になった事があるのだが、こいつもまた会話の途中で割り込んで挨拶して来たらしい。
政治家は票が命だから、色々な人に挨拶するのは仕方ないとしても、タイミングというものがあるだろう。
何て馬鹿で無礼な奴なんだ、と知り合いは大層立腹していた。
まあ、タイミングを読めないからこそ、バ加藤の乱で大コケしたのだろう。
それにしても、政治家はどうしてこう、他人の都合とか考えないのかね。
人が会話しているところに割り込むのって、普通にお行儀が悪いと思うのだが、政治家の家ではそういう躾けはしないのだろうか。


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