天上天下唯我独尊

2006年11月05日(日) 鬼嫁の定義

TVを付けたら、「スタ☆メン」で、鬼嫁特集をやっていた。
私自身は余り良い嫁とは言えないが、そんな私から見ても、あり得ないような妻達の振る舞いである。
夫の小遣いは昼食代込みで週に千円なのに自分は時々友人と外食するとか、夫が悪さ(どんな悪さかは聞き逃したが)をしたら子供と一緒に夫のパンツに落書きするとか、夫を顎で扱き使うとか、酔って寝転がる夫(これは夫も悪いが)を邪魔だと足蹴にするとか、兎に角驚いた。
鞭だけでなく、時には飴も与えて上手に亭主操作をしているように見えるが、それって、暴れた後にはとっても優しくしてくれる暴力亭主と同じなのでは……。
そりゃあ一緒に暮らしていれば、相手に腹の立つ事もあるだろう。
しかし苛めと一緒で、「ここまでやったら駄目」というラインが、普通は何となく判ると思うのだが、怒りの沸点が高いご主人なのかしら。
どうしてこのご主人達はここまでされても、奥さんに唯々諾々と従っているのだろう。
それでも奥さんを愛しているのか、子供のために我慢しているのか、単に奥さんを恐れているからなのか、私にはよく判らなかった。
というか、それを許している夫が情けないような気がする。
まあ、情けない夫に鬼嫁、割れ鍋に綴じ蓋という事か。
夫婦の事情はそれぞれ、家庭が平和ならそれに越した事は無いが、少なくとも子供の前で亭主を貶すのは、教育上宜しくないと思う……。
担当ディレクターは
「鬼嫁夫婦って、実は最高の夫婦関係なのかもしれません」
などと無理矢理纏めていたが、それは無いだろうよ。

私としてはこの番組を主人に見せて、うちの奥さんはなんて優しい良い奥さんなんだ!という事を相対的に感じて貰おうと思っていたのだが、生憎主人は入浴中だったので、それが叶わなかった。
何故かこういう時に限って長湯をするよね。
そして、即決でコーラングレを却下した私は、主人の中では鬼嫁に認定されてしまっているのであった。
納得行かないわ〜。


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春 紫苑 [MAIL]

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