驚くべき一夫多妻ファミリーを築いた男の嘘とは。
先月26日に脅迫容疑で逮捕された渋谷博仁容疑者は、逮捕前のインタビューでは、夢で教えられた「女性にもてる呪文」を使って11人もの女性を集めたと言っていたが、実際にはそんな呪文は存在せず、全くの作り話だったと白状した。 しかも占い師を名乗っていたくせに実は占いなんて出来ず、催眠術の断片的知識を利用して主体性の無い女達を自分の人生に取り込んでいたという、とんでもなく上手な嘘吐きだった訳である。 おまけに女達には全財産を自分に譲るように、遺言状を書かせていたというのだから抜け目が無い。 (尤もそんなに余裕のある生活ではなかったようだから、果たしてどれだけの遺産が期待出来るのか判らないが) 渋谷は動機について、こう供述しているという。 「女が多く集まれば収入も増えて生活が安定し、性欲も満たされる。大勢の女性がいる事で寂しさや孤独が解消出来た」 これで子供まで作ってしまったというのだから、吃驚するやら呆れるやら。 こんな動機で生まれてしまった子供が哀れである。
騙された女達も哀れと言うか馬鹿と言うか。 しかし人間、人生経験が足りないうちは、騙される事がある。 自分で経験を積んだり先達の話を聞いたりするうちに、段々物事がわかって来て、物事の裏を読んだり人を見たりする力を養うのだ。 渋谷と暮らしていたのは、殆どが若い女性だったという。経験値が足りなかったのだろう。 魔法が解けて彼女等が我に返った時、自分達が過ごしたこの奇妙な生活をどう思うのだろうか。 人生の汚点になる事は間違い無いが、立ち直って正しく生きて欲しいと願うものである。
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