2006年01月18日(水) |
ライブドア・ショック |
16日月曜日、ライブドアに強制捜査が入った。 強制捜査は、予告も何も無しに、いきなり行われたという。 折りしもヒューザー小嶋社長の証人喚問の前日の出来事であったが、事前に捜査の予告があった耐震偽造問題の関係各社とは、えらい扱いの違いである。 やはり悪い事をする時は、国会議員と一緒にやらないと、いざと言う時に庇って貰えないのかも知れない。
選挙の時には 「私の弟です! 息子です!」 とホリエモンを応援していた武部幹事長も、いつになく神妙な面持ちで、 「誠に遺憾の極みだ。捜査当局の厳正な捜査を望みたい」 とのコメントを発表した。 あれっ武部さん、今回は、 「折角景気が上向いて来たのに、ここで悪者探しをしたら、景気が下がってしまう」 って言わないのかな? 息子なんでしょ、庇ってやれよ(笑)。 まあそもそも景気が上がったと言っても、金利が良くないから皆株に投資しちゃって、それで株式市場の景気が良いだけの話だと思うのだが。
株には手を出していないのでよく判らないが、株式市場は大混乱だったとか。 ライブドア関連株を持っているデイトレーダー(と言うの? ネットで株の売買をする一般市民)がインタビューに答えて、 「もう大変ですよ。どうしてくれるんだと堀江社長に言いたいですね」 というような泣き言を言っていたが、そりゃ違うだろ。 堀江社長の責任ではなく、株なんて正体の無いものに手を出した自分の責任なのだから。 株をやるからにはそこまでの危険も考えなきゃ。 だから私は怖くて手を出せないのだ。
むかーしアメリカで世界大恐慌の引鉄になった「暗黒の木曜日」というのがあって、そのドキュメンタリーを見た事がある。 詳しい事は覚えていないが、全くいきなりの大暴落で、多くの人が一瞬にして財産を失ったのだ。 しかしほんの一握りの人間は株価が下がる事を事前に知っていて、その人達だけは損を免れた。 その頃アメリカでは一般市民までが株に熱中していて、大損をこいたのは、一般市民だったのだ。 今の一般人の株式投資熱を見ていると、いずれ近いうちに日本でも暗黒の木曜日がやって来るのではないか、と私は危惧してしまう。 法律ではインサイダー取引の禁止等があるが、果たしてそれがどれだけ抑止力を持つのだろう。 結局、カモにされるのは平民なのだ。
ところで、ライブドア関連会社の役員が沖縄のホテルで死体で見付かった事件。 本当に自殺なのか? 自殺なら、首吊りが1番手っ取り早いと思うのだが。 自分で自分を刺し殺すって、苦しいでしょうよ。 実はライブドアは暴力団と繋がりがあって、そっち方面に殺されたとか、違うかなあ。 何にせよ、ホテルにしてみたら、いい迷惑である。 自殺するなら、人に迷惑をかけない死に方をすべきだろう。
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