天上天下唯我独尊

2006年01月06日(金) 恐るべき母親達

私の両親も主人の両親も細木数子が嫌いで、彼女の番組は全く見ないと言う。
(それでも私は見たいから、どちらの家でも見せて貰ったけれど)
我々夫婦は細木信者ではないのだが、言っている事には一理あると思って、いつも見ているのだ。
今日も「幸せって何だっけ 大反響!!細木VS母子50人これが真の子供教育だ2」を見た。
細木に罵声を浴びせられると判っていて、よく子供連れて番組に出るよなあ……と半ばその勇気に感心し、半ば呆れながら見ていた。
しかし、最近の親は皆こうなのか?
番組が終わり、落ち着きが無くて終始細木に怒鳴られていた男の子の母親の感想。
「いつも他の人に叱られるという事が無いけれど、私が叱るよりもこうして他の人に叱って貰う事は、子供にとって良い事だと思いました」
おいおい……。
「それってどうなのよ? まるで、自分は子供の教育を放棄するみたいな発言じゃない?」
と主人の方を振り向くと、彼も呆れていた。
「うん。そう聞こえるな。自分の子供なんだから、他人に言われる前に親が責任を持って躾けるべきなのに」
一体何を勘違いして意味を履き違えているのだ、この女は。
それと、「ブスと言われたら、どう言い返したらいいですか」と質問した女の子がいたが、その子の母親は学校の教員だという。
「アンタ学校の先生なのに、子供にそんな事も教えないの」
と細木に言われると、
「いや、虐められるのは学校ではなく学童(保育)なんですが」
と頓珍漢な返答をし、案の定
「学校も学童も関係無い!」
と細木に怒られていた。
「この親もなんだかなあ……」
「質問が解っていないのか、或いは意図的に自分の責任の所在をはぐらかそうとしたのか。いずれにせよ、最近教員の質が低下していると言うけれど、こういう教員がいるってのは、推して知るべしって感じだな」
と主人も呆れていた。
私は、この人が、自分の子供は学童に預けておいて、他所の子供の面倒を看ている事に疑問を感じた。
でも教員なんて皆そんなものなのだろうか。
一見まともそうなお母さん達なのに、中身がこんなでは、子供達がまともに育つ筈が無い。
学校の責任をどうこう言う前に、親はまず親としての責任を果たすべきだ。


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春 紫苑 [MAIL]

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