先日、「佐伯チズ講演会」に行って来た。 昼の部と夜の部があり、更に食事付きコースと講演会のみコースがある。 私は悩んだ末、折角の機会なので5,000円の昼食付きコースにした。 流石に夕食付きコースはお値段が……私1人で10,000円は贅沢過ぎる。 美味しい食事にはダーリンと一緒に行きたいのだが、美容講演会は彼にとって退屈だろうし、第一彼は仕事で忙しい。
地図もあるし、場所も知っているから下見無しでも大丈夫だと自信はあったが、当日は一応早目に家を出た。 近くまで来て、建物は見えるんだけれど何故か辿り着けない、おかしいぞと思ったら、道を1本間違えていたというお約束のパターン。 余裕を持って出かけた筈が、到着は時間ギリギリ……やはり私には遅刻の神様が憑いているらしい。うわあん。 会場に入ると、参加者は女性ばかり……当たり前か。 しかも皆、真昼間からドレスアップしていて、気合入ってるし! これではジーンズ姿の私が、かなり場違いなお間抜けさんに見えてしまうではないか。
お食事はとても美味しかった。 嗚呼、ダーリンにも食べさせて上げたい……。 パンなんてとてもふかふかで、幾らでも腹に入りそう。(実際に1人で5個も食べてしまったのは、私ぐらいではないだろうか) 余りに美味しいパンなので、ペーターのおばあさんに持って帰りたいぐらいだったが、見付かったらロッテンマイヤさんに叱られるので断念した。
食事の後は、場所を移しての講演会。 生の佐伯チズを見るのは勿論初めてだが、お肌がツルツルというよりピカピカ。 でも決してテカテカに脂ぎっている訳ではなく、確かに還暦過ぎにしては綺麗だった。 TVで見た時はモンチッチみたい〜と思ったが、実際間近で話を聞くと、エネルギッシュな、しかしとても素敵な女性だった。 彼女の語る美容アドバイスを聞いていると、これなら毎日続けられそう、ととても前向きな気持ちになれた。 そして帰りには佐伯本をお買い上げ〜。 数百円の文庫本でも買うのに悩む私だが、薄いのに千円以上する本をあっさり購入してしまった。 恐るべし美への執念。
先日この人の半生を「ザ・ワイド」で取り上げていたが、見ていて思わず目頭が熱くなった。 ご主人を亡くして1年間も泣き続け、20年経つ今でも喉仏の骨を肌身離さず持っているという。 死んでも尚、ご主人が大好きなのね。 私はダーリンより先に死ぬ気満々だが、冷静に年齢から考えると彼の方が先にお迎えが来そうだ。 しかし私に彼の喉仏なんて持ち歩けるだろうか。 余り自覚が無かったが、物の扱いが意外と乱暴なので、持ち歩くうちに鞄の中で粉々に砕けてしまいそうだ……。
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