天上天下唯我独尊

2005年10月05日(水) 佐伯チズ

先日、「佐伯チズ講演会」に行って来た。
昼の部と夜の部があり、更に食事付きコースと講演会のみコースがある。
私は悩んだ末、折角の機会なので5,000円の昼食付きコースにした。
流石に夕食付きコースはお値段が……私1人で10,000円は贅沢過ぎる。
美味しい食事にはダーリンと一緒に行きたいのだが、美容講演会は彼にとって退屈だろうし、第一彼は仕事で忙しい。

地図もあるし、場所も知っているから下見無しでも大丈夫だと自信はあったが、当日は一応早目に家を出た。
近くまで来て、建物は見えるんだけれど何故か辿り着けない、おかしいぞと思ったら、道を1本間違えていたというお約束のパターン。
余裕を持って出かけた筈が、到着は時間ギリギリ……やはり私には遅刻の神様が憑いているらしい。うわあん。
会場に入ると、参加者は女性ばかり……当たり前か。
しかも皆、真昼間からドレスアップしていて、気合入ってるし!
これではジーンズ姿の私が、かなり場違いなお間抜けさんに見えてしまうではないか。



お食事はとても美味しかった。
嗚呼、ダーリンにも食べさせて上げたい……。
パンなんてとてもふかふかで、幾らでも腹に入りそう。(実際に1人で5個も食べてしまったのは、私ぐらいではないだろうか)
余りに美味しいパンなので、ペーターのおばあさんに持って帰りたいぐらいだったが、見付かったらロッテンマイヤさんに叱られるので断念した。

食事の後は、場所を移しての講演会。
生の佐伯チズを見るのは勿論初めてだが、お肌がツルツルというよりピカピカ。
でも決してテカテカに脂ぎっている訳ではなく、確かに還暦過ぎにしては綺麗だった。
TVで見た時はモンチッチみたい〜と思ったが、実際間近で話を聞くと、エネルギッシュな、しかしとても素敵な女性だった。
彼女の語る美容アドバイスを聞いていると、これなら毎日続けられそう、ととても前向きな気持ちになれた。
そして帰りには佐伯本をお買い上げ〜。
数百円の文庫本でも買うのに悩む私だが、薄いのに千円以上する本をあっさり購入してしまった。
恐るべし美への執念。

先日この人の半生を「ザ・ワイド」で取り上げていたが、見ていて思わず目頭が熱くなった。
ご主人を亡くして1年間も泣き続け、20年経つ今でも喉仏の骨を肌身離さず持っているという。
死んでも尚、ご主人が大好きなのね。
私はダーリンより先に死ぬ気満々だが、冷静に年齢から考えると彼の方が先にお迎えが来そうだ。
しかし私に彼の喉仏なんて持ち歩けるだろうか。
余り自覚が無かったが、物の扱いが意外と乱暴なので、持ち歩くうちに鞄の中で粉々に砕けてしまいそうだ……。


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